名著【投資の大原則】のご紹介
投資の大原則は、インデックス投資の名著と呼ばれている『ウォール街のランダム・ウォーカー』と『敗者のゲーム』の投資ノウハウを1冊にまとめた初心者向けの本となります。
我が家にも『ウォール街のランダム・ウォーカー』と『敗者のゲーム』があるのですが、それぞれ511ページと261ページに及びますので、投資に関する予備知識が無い状態で読み進めていくにはハードルが高いといえます。
これに対して『投資の大原則』は、文字サイズも大きめになっており、僅か200ページにまとめられていますので、これからNISAやiDeCoを始めてみようという方にもお勧めです。
実際に『投資の大原則』は、我が家にとって投資における教科書という位置づけであり、投資にブレが生じそうになった時や世界経済が不況に陥った時には、何度も読み直し、投資の大原則を守るようにしています。
投資はシンプルがベスト!
『投資の大原則』で一番伝えたいことは、アインシュタインの「できるだけシンプルに、しかし、シンプルすぎないように」という原理・原則にならうことです。
シンプルな投資法とは、ズバリ、市場全体に投資するインデックス投資のことです。
市場全体といっても、国内市場全体に投資するのか、米国市場全体に投資するのか、あるいは先進国市場全体に投資するのか、はたまた新興国を含めた世界市場全体に投資するのか、インデックス投資にも色々とあります。
『投資の大原則』は、一に分散、二に分散、三に分散と株や債券だけでなく、市場全体に分散することを推奨しています。
そして、これらの分散だけでなく、投資の機会についても分散させる(ドルコスト平均法)ことで、リスクを軽減することができるといっています。
つまり、積立NISAやiDeCoのように、積立によるインデックス投資が最も効果的であるということですね。
我が家の資産運用方法
我が家では、『投資の大原則』にならって、我が家では積立NISAとiDeCoで、
先進国株式(80%) 楽天VTIインデックスファンド
新興国株式(20%) eMAXIS Slim新興国株式インデックス
に投資しています。
『投資の大原則』では、米国市場全体に投資するVTIを推奨していますので、無理に新興国株式を組み入れなくても良いかと思います。
我が家では、なぜ新興国株式を組み入れているかと言いますと、過去に好調だった米国市場が、果たしてこの先、20年後も好調であり続けるかということに、自信が持てなかったことと、投資を分散させることでリスク軽減に繋がるのではないかと思い、新興国株式を積み立てています。
未来の予測が不可能だから、取り敢えず人口増加が見込める新興国にも分散投資しておくという考え方です。
我が家が積立NISAを始めた時には、残念ながらeMAXIS Slim全世界株式(オールフリー)という便利な投資信託がありませんでした。
我が家では、2つのファンドを購入していますが、今ならeMAXIS Slim全世界株式(オールフリー)を選択していたでしょう。
日本や新興国を含めた世界中の企業に投資が出来る訳ですからこれ1本を投資するのが、我が家の投資理念に一番マッチしています。
リバランスといって資産配分に偏りが出たときに修正する手間も省けるため、一番シンプルで素晴らしい投資信託だと思います。
また、iDeCoは楽天証券を利用しているため、『たわら先進国株式インデックス・ファンド』という投資信託で運用しています。
たわら先進国株式は、日本を除く先進国株式市場全体に投資しているインデックスファンドであり、米国の比率が高い低コストのインデックファンドです。
ファンドの名前は違っても、基本的には米国株式を中心とした資産配分(アセットアロケーション)を作るのがベストだと思います。
まとめ
名著『投資の大原則』は、我が家の投資に関する教科書として重宝しています。
この本は、先に挙げました『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者であるバートン・マルキールと『敗者のゲーム』の著者であるチャールズ・エリスの投資ノウハウがまとめられた初心者向けの投資本です。
この本を読んで投資に興味を持たれた方は、マルキールとエリスの著書で深く勉強されることを勧めします。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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