はじめに
中学受験をするか否かで教育費用が大きく変わってきます。
更に子供の人数が多ければ多いほど、教育費は2倍、3倍と倍増していく訳で、お金の面で私立中学を諦めざるを得ないご家庭も少なくないと思います。
我が家では、決して裕福な家庭では無いため、主に積み立て投資という資産運用を行い、教育費と老後資金をコツコツと貯めています。
今日は、そんな我が家の資産運用についてご紹介したいと思います。
資産運用の学び方
最近、インターネットでも簡単に株式の売買ができるようになったこともあり、書店に行くと【お金の儲け方】【◯◯◯◯万円貯まる本】等といったお金にまつわる本がたくさん売られています。
多くの人は、本のタイトルに惹かれたものを買っていくと思いますが、真面目に資産運用を学ぶのであれば、古くても世界的に名著と呼ばれている本を買って勉強した方が、効率よく資産運用を学ぶことができます。
『資産運用をやろうと思っている人』は、将来に向かってお金を貯めていきたいと考える人が殆んどでしょうから、多少、難しくても名著を何度も読み込み、きちんと勉強した上で資産運用すべきだと思います。
名著とは何か
名著とは世界中の投資家に読まれている本のことです。
世界一の経済大国アメリカは、投資の歴史が日本とは比べ物にならないくらいに長く、投資環境も充実しています。
日本人の大半が、超低金利にも関わらず銀行にお金を預けたまま寝かせているのに対して、アメリカ人はお金を投資して運用している人が半数以上います。
このような背景から考えても、名著はアメリカ人による著者から生まれています。
簡単に私が思う名著5選をご紹介します。
- 【賢明なる投資家】ベンジャミン・グレアム著
- 【敗者のゲーム】チャールズ・エリス著
- 【ウォール街のランダムウォーカー】バートン・マルキール著
- 【株式投資の未来】ジェレミー・シーゲル
- 【バフェットの銘柄選択術】
上記5冊は世界的ベストセラーで1番の【賢明なる投資家】の著者、ベンジャミン・グレアムは今、世界一の投資家と呼ばれているウォーレン・バフェットの師匠にあたる人です。
2番、3番は我が家でも実践しているインデックス投資の指南書と言って良いでしょう。
4番は世界中の長期投資家のバイブルともなっている株式投資の実践書で、高配当株式投資投資の正当性を謳っているので、将来、配当金だけで生活していきたいとお考えの人にも是非オススメしたい本です。
最後のバフェットの銘柄選択術は、個別株の選び方を、まるで問題集かのように分かりやすく教えてくれています。
これらの名著と呼ばれる本を読み込めば、資産運用の知識は十分身についたと言って良いでしょう。
ただ、資産運用(投資)についてこれから学ぼうとしている人が、いきなりこの5冊を読むのは、おそらく敷居が高いと思いますので、私がオススメする1冊をご紹介します。
【投資の大原則】を読めば資産運用の基本が学べます。
我が家の資産運用の教科書ともいえる本が【投資の大原則】です。
先にあげた名著5選よりも、本のサイズはひと回り小さく、文字数も大きめで、日本人でも読みやすく構成されています。
そして、この【投資の大原則】の著者は、名著5選の2番、3番の著者であるバートン・マルキールとチャーリズ・エリスの投資に対する考え方が網羅されています。
つまり、【ウォール街のランダムウォーカー】と【敗者のゲーム】を読まなくても、【投資の大原則】をちゃんと読めば、重要項目は全て押さえられるということです。
本の帯に書いてある重要項目、つまり投資の大原則を載せておきますね。
- 若いうちから貯蓄を始め、続けること
- 会社や国の制度を有効に活用すること
- 「インデックス・ファンド」で分散投資
- 年に1度、資産配分を見直す
- 自分の決めた投資方法を守り、市場の動きは気にしない
以上、5つの原則をきちんと実践することができれば、お金を寝かせることなく、資産を増やしていくことが可能となるでしょう。
【投資の大原則】から学ぶ5原則が気になった方、真面目に資産運用について学びたい方は、是非、読んでみることを強くオススメします。
翻訳された本は難しい印象がありますが、出版が日本経済新聞になっているだけあって、日本人向けに投資初心者でも分かりやすく読み進めていけると思います。
おわりに
今日は、我が家が実践している資産運用について記事にしてみました。
日本ではお金の話はタブーとされがちで、(最近はそうでもなくなってきましたが)投資と聞くと悪いイメージを持たれがちだったりします。
しかし、利息が殆んど付かない銀行の定期預金や普通預金にお金を預けて、寝かせたままにしているのは、何だか勿体ないきがしませんか?
「この先も世界の人口は増え続ける」「ますます便利な世の中になっていく」と考えれば、世界経済は右肩上がりに成長し続けるはずだと私は思っています。
コツコツと10年、20年、30年と積み立て投資を実践していくことにより、複利の効果により、原本は大きく膨らみます。
日本の年金も株式投資をはじめとした投資により運用しています。
資産運用は家計において『やるべきもの』というが我が家の考えです。
年金制度が無くなることはないと思いますが、支給される年齢が上がったり、貰える額が減る可能性は十分あり得るでしょう。
その時に、国に泣きつくより、まず自分自身で老後資金に困らないくらいの準備をしておくことが大切なのではないかと思います。
記事の反響があれば、我が家が実際に買っている投資商品にも触れて、記事にしていきたいと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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