我が家では、通信講座だけで中学受験を目指すことを一つの目標としています。
今日は、完全自宅学習にこだわる理由について記事にしていきたいと思います。
通信講座の最大のメリット
- 学習する習慣化が図れること
- 子供の自主性が生まれること
- 自己解決能力が向上すること
- 時間の有効活用が生まれること
- 親子の関りが良い意味で増えること
- 費用の軽減が図れること
上に挙げたメリットは、我が家の教育方針とも言えるので、順を追って説明していきたいと思います。
学習する習慣化が図れること
通信講座は、決まった分量の教材が毎月届きます。
その為、学習の計画が立てやすいメリットがあります。
長男の平日1日のスケジュールをご紹介します。
- 朝(学校に行く前)の30分間で、『リトルくらぶ』の国語と算数のワークを日付に合わせてやる。
- 学校帰宅後は、まず学校の宿題を終わらせる。月曜日は算盤、木曜日はランニング教室があるため、約1時間の習いごとに行く。火曜日、水曜日、金曜日は習い事がないため、宿題を終えた後には、友達と遊ぶか弟と家で遊んで過ごす。
- 夜(寝る前)は、19時を過ぎたら読書(読書をしないで、弟と遊び続けていることが多々あり)、日記(これは毎日やらせている)をやる。
- 20時に寝る。
次に休日(土日祝日)のスケジュールです。
- 朝は、『リトルくらぶ』の国語と算数のワークを日付に合わせてやる。
- 昼間のうちに予習シリーズのプリントを遅くても最終週の日曜日までに全て終わらせる。最終週の日曜日は、添削問題をやる。
- 月2回土曜日の午後は将棋教室(150分)、月2回日曜日の午後はロボット教室(90分)に通う。
- その他の時間はフリーとなるため、家族で外出したり、家でのんびり過ごしている。
- 夜は、平日と同様に19時を過ぎたら読書、日記をやる。
- 20時にねる。
このように、2年生の『リトルくらぶ』を無理なくこなすことができました。
子供にとっても、朝やるべきこと(我が家ではリトルのワーク)、学校帰宅後にやるべきこと(宿題)、寝る前にやるべきこと(読書と日記)が明確化されていることで、学習の習慣化が図れたことが良かったのではないかと思います。
子供の自主性が生まれること
通信講座の最大のメリットは、通塾に比べて子供の自主性が生まれることだと思います。
通塾と違って通信講座では、勉強をやらされているといった感覚は時間とともに薄れてきます。
学習の習慣化と被りますが、子供にとって毎日のルーティーンにもなっているので、「勉強をやらされている」「嫌々塾に通わされている」という感覚よりも、むしろ、『リトルの教材は全てやるもの』『勉強は自分のためにやるもの』といった前向きな取り組み姿勢が通信講座では見られると思います。
長男は、通塾は絶対に嫌だと公言しています。
しかし、リトルに関しては、毎日やるものだと割り切っていますので、不平不満を言うことは1年生の頃に比べてだいぶ少なくなりました。
若干先取り学習となっているリトルの講座が、小学校のテストでも良い結果に繋がっていることもあり、モチベーションの上昇にも繋がっているのでしょう。
子供自身が自ら学ぶ姿勢がないと学習の効果は得られないと思いますので、子供の自主性が生まれる通信講座のメリットは大きいと思います。
自己解決能力が生まれること
通塾と違って、先生から生徒への一方通行の学習と違って、通信講座は自らがテキストを読み、例題を解いて、そこから問題を解いていきます。
小学2年生の前半までは分からない問題があると、すぐに音を上げることもありましたが、夏休みを過ぎた頃からはそういったことも少なくなってきました。
特に文章問題を読み解く力は確実に上がってきている気がします。
早稲田アカデミーの校長先生も、「答えはすぐに教えない」と仰っていました。
子供に「しっかり考えさせる」ことは思考能力の向上だけではなく、忍耐力の強化にも繋がります。
最近の塾の進め方を知らないので何とも言えませんが、少なくとも通信講座では、「自分でテキストを読み、問題を解いていく」といった自学自習の面と自己解決能力が生まれることは間違いありません。
時間の有効活用が生まれること
長男の場合は、中学受験の学習も大切ですが、それ以上に、本人が強い関心と興味を示している『将棋』と『ロボット教室』については、この先も長く続けさせてあげたいと思っています。
習いごとについては、中学受験が本格化する5年生、6年生で辞めていくという話をよく耳にします。
しかし、ロボット教室などは、ちょうどその時期にカリキュラムが本格化されるため、途中で中学受験のために辞めてしまうの勿体ない気がします。
通信講座では、家庭内において学習のカリキュラムが組めるので、習いごととの併用ができるのが良いところです。
学年が上がるにつれて、通信であっても、土日にテストを受験しに塾に通う機会があるかもしれませんが、それでも1日中、塾に時間を拘束される訳ではありません。
将棋とロボット教室は受講時間の変更に融通も利くため、我が家では長男の為にも、この2つの習いごとだけでは、これから先も続けさせてあげたいと考えています。
そういう意味で、時間の有効活用は通信講座ならではのメリットですね。
親子の関りが良い意味で増えること
通信講座で中学受験を乗り切ったご家庭のブログを拝見しますと、親子の信頼関係がしっかり出来ているなと感じさせられるものが多いですね。
やはり、親子で頑張って志望校合格にたどり着いた喜びは、通塾とは違った格別の感動があるのかもしれません。
通信講座では、親の関りが塾以上に当然必要となります。
その分、子供と接する時間は非常に多いので、学習の進捗状況はもちろん、受験に対する悩み等も早期に発見できるというメリットがあります。
また、中学受験真っただ中であっても、家にはおりますので、学校の話とか些細な日常会話も今と変わらずに家族でできます。
子供と接していられる時間が、通塾に比べて圧倒的に多いのは間違いありません。
問題は、親でも難解な問題が登場した時のサポートをどうするかですね。
一緒に考えて、クイズのようにして解いていくのか、通信講座のサポート体制に頼るのか、そこは直面した時に考えたいと思います。
教育費の軽減が図れること
教育費については、以前に記事に書いてありますので、ここでは割愛します。
通塾に比べて費用負担が少ないのは言うまでもありません。
まとめ
通信講座のメリットについて記事にしてみました。
我が家は、完全自宅学習(テストは除く)を目標に掲げて、中学受験を目指します。
志望校合格も大切なことですが、小学生の6年間は、学習の習慣化と子供の自主性、そして自己解決能力の向上を育むことが、中学、高校でのあと伸びに繋がってくるのではないかと思います。
塾任せにして、こどものストレスや不安のSOSに気が付かず、嫌々塾に通わせる。
このような教育は、志望校合格となっても、子供のためにはならないと考えます。
子供の興味関心を最大限に引き出しつつ、親子の愛情に触れ、学習する意味を知り、自学自習で取り組んだ結果、例え志望校がダメであっても、今後の子供の成長には繋がっていくのかなと思います。
通信講座については、通塾に比べて費用が安いという理由だけではなく、多くのメリットがあります。
次回は四谷大塚と双璧を成しているZ会の通信講座について記事にしたいと思います。
本日も最後もまで読んで頂き、ありがとうございました。
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