11月3日に長男が参加した、こども将棋名人戦は4勝1敗と見事上位入賞を果たしました。
唯一負けた相手は、同じ将棋教室の1年生でした。
将棋教室では一度も負けたことの無い相手でしたが、本番の対局では、本人曰く、大きなミスを序盤にやってしまったとのこと。
ミスも実力のうちとは言いますが、敗因がはっきりしていれば、次に生かせそうです。
名人戦で上位入賞を果たしたことで、師匠からも「次回からはC1級でも大丈夫でしょう」と太鼓判を頂き、来年の将棋大会からC1級に参戦することになります。
C1級は、C2級に比べると参加人数が3分の1程度まで減るのですが、C1級のトップレベルは、初段の一歩手前の実力があるため、ここで入賞することが出来れば、いよいよ初段が見えてきます。
長男の場合は、まず、C1級で勝利することを目標に戦っていくことになります。
11月3日は、全国統一小学生テストが開催された日でもありました。
通信講座で中学受験を目指す我が家にとっては、学習の進捗度を測る重要なテストと捉えて、1年生の秋から全ての回を受験していました。
しかし、今回は名人戦と日程が被ってしまったことで、初めて受験を見送りました。
そういう意味では、今年最後の大会でC2級を卒業できたのは大きな意義があります。
将棋は全集中力を対局にぶつけます。
序盤・中盤・終盤と情勢によって大きく流れが変わるため、気を抜くとあっという間に相手に逆転を許すなど、最後まで気を抜くことが出来ません。
相手は人間ですから、対局相手の表情や体の動きを読み取る心理戦でもあります。
頭脳の格闘技と呼ばれる所以はまさにここにあるといって良いでしょう。
また、将棋はビジネスでも活かすことのできる、ロジカルシンキング(論理的思考力)を鍛えるのにピッタリだと思います。
故米長邦雄元日本将棋連盟会長が、将棋は「常に最善手を打てば必ず勝つことが出来る」と仰っていました。
これは、対局開始から決着が着くまでの過程に勝因と敗因が必ず隠されており、そこを対局相手と対局後に検討し、なぜ、負けたのかを考えることが強くなるためには、非常に重要となる訳です。
NHKでやっているプロの将棋戦でも必ず対局の終了後には感想戦がありますね。
テストでも間違えた問題の復習が重要であるのと同じように、将棋でも相手と感想戦を行うことで、「こうすれば、もっと早く詰ませることができた。」「こうすれば、勝つことが出来たのではないだろうか。」と対局相手と面と向かって検討することで論理的思考力を鍛えていくことが出来ます。
将棋はコストパフォーマンスに優れた習い事ですので、本当にお勧めです。
今回は、長男が参加した『こども将棋名人戦』について記事にしました。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
コメント