ヒューマンアカデミーロボット教室について
習得できる力
ホームページでは、ロボット教室において『想像力』『プログラミング能力』『集中力』『観察力』『論理的思考力』『空間認識力』の6つの力を育むことで出来ると謳っており、ロボット製作を通じて理数系の能力全般を養うことが期待できます。
実際に長男が3年間通ってみて感じたことは、製作したロボットの構造は一見シンプルに見えるが、見た目以上に構造が複雑でロボットが動く仕組みについて、しっかりと学べるように考え込まれたカリキュラムであると実感しました。
自動車やスキーのリフト、バッティングマシーン等の身近な機械がどういう構造で動いているのかを組み立てながら学び、実際に動いた時の感動が味わえるのがロボット製作の醍醐味です。
ホームページに謳っているような6つの力は、潜在的に伸びていくものであり、なかなか目に見えて成長を感じ取ることは難しいものではあります。
しかし、集中力と忍耐力が無ければロボットを最後まで製作することは出来ませんし、ロボットの動きを観察し、どうすればもっと速く動くのかなど試行錯誤を重ねる機会を与えてくれるのがロボット教室です。
全60種類、431パーツを使ってロボットを製作する
ヒューマンアカデミーロボット教室では、レゴブロックとは異なるオリジナルキットを使用します。
標準キットは全60種類、431パーツにより構成されています。
コースが上がっていくと製作するロボットの構造も複雑となるため、非常に多くの種類・パーツを使用しながら、限られた時間内(90分間)で仕上げていくことになります。
多くの種類のパーツを使うということは、それだけ高い集中力が求められますし、設計図の写真を見ながら正確に製作する観察力が必要となります。
ヒューマンアカデミーロボット教室で取り扱うパーツの一部をご紹介します。
○モーター ○ベベルギア ○ピニオンギアうす ○ギアMうす ○黒シャフト1.5ポチ ○細プレート6ポチ ○太プレート6ポチ ○シャフト6ポチ ○シャフト5ポチ ○プレートL ○ビーム6ポチ ○ビーム4ポチ
これは、ミドルコースの写真を見ながら制作するロボットの一部セットですが、かなり専門的で、親が教えられるレベルを超えており、大人が見ても頭が痛くなるような教材です。
しかし、心配はいりませんのでご安心下さい。
ヒューマンアカデミーのロボット教室は年長から始められるプライマリーコースや初級者向けのベーシックコースも用意されているため、段階を踏んで学習していけば、きちんと理解して進めていけるカリキュラムとなっています。
ヒューマンアカデミーの各コースについて
- プライマリーコース
- ベーシックコース
- ミドルコース
- アドバンスコース
ヒューマンアカデミーロボット教室のコースは上記4段階に分かれております。
各コースに関する詳細については、ここでは割愛しますので『ヒューマンアカデミーロボット教室』のホームページをご確認下さい。
長男は現在ミドルコースですが、小学1年生の秋にプライマリーコースからスタートしました。そして、年長の次男はプライマリーコースを受講中です。
ロボット教室は段階を踏んで、基礎から学ぶことがとても大切です。
早くプログラミングを学ばせたいからという理由で、いきなりミドルコースからスタートするというのは好ましくありません。
ロボットの構造をなす標準キットの各パーツの役割をしっかりと覚えることがまずは大切ですので、最初はベーシックコース、年長さんや小学1年生であればプライマリーコースからスタートすることを強くオススメします。
先にもお伝えしましたが、ミドルコースからは設計図に作り方の説明は無く、写真を頼りに観察力を膨らませながらロボット製作に取り組むことになります。
高学年だからという理由でいきなりミドルコースから入るのではなく、まずはベーシックコースからスタートさせましょう。
ベーシックコースも全カリキュラム(24ヶ月)を終えないとミドルコースに進めないということはありません。
教室長の判断でベーシックコースで一定レベルに達すれば、ミドルコースに移ることも可能ですので、焦らずに基本を理解しながら進めていくことが大切だと思います。
最終目標はロボティクスプロフェッサーコース!
ヒューマンアカデミーの最難関コースはロボティクスプロフェッサーコースです。
ロボットを趣味で終わらせたくない、もっと専門的な学びがしたいという、お子様の想いも受けとめながら、より上級の学びに特化したカリキュラムを完成させることを目的としたロボティクスプロフェッサーコースですが、同コースが受講できる教室は年々増え続けているとはいえ、全国で200箇所以上と教室数はガクンと減ります。
専門的な知識を要するため、指導できる先生も限られてくるということでしょう。
ロボットプロフェッサーコースの特徴は以下の3つです。
- 本格的なロボット技術を学べる
- 数学・物理のセンスが身につく
- プログラミングを通じて問題解決力を得る
算数から数学へ移り変わるのは中学生、理科から物理へ移り変わるのは高校生からですが、ロボットプロフェッサーコース(別称ロボット博士養成講座)は、最短で小学校の高学年から受講可能です。
受講資格は、小学6年生以上またはヒューマンアカデミーロボット教室アドバンスコースを修了した選りすぐりの子供たちが対象となります。
授業内容は専門的で、雰囲気も真剣さが勝る、習いごととしては珍しい独特な存在として知られている伝説のコース。
これが、長男の最終目標となります。
ロボットプロフェッサーコースは3年間のカリキュラムが組まれているため、高校受験のない中高一貫校に通えれば、中学3年間でロボット工学を専門的に学ぶことが出来るかもしれませんね。
次回予告
次回は、ヒューマンアカデミーと他社のロボット教室を比較検討していきたいと思います。
ロボット教室は、英語と並んで低学年から注目されている習いごとです。
近年増え続けているロボット教室は、どの会社も独自性を出して競合しています。
それだけに、どのロボット教室が良いのか、私なりの意見を踏まえて記事にしていきたいと考えています。
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